コマ撮り
ビジネス向けの動画制作方法には様々な種類がありますが、近年では「コマ撮り動画」も人気を集めています。
コマ撮り動画は、近年じわじわと人気になりつつあるジャンルですので、まだ自社の動画に利用している企業はそこまで多くありません。
つまり、早い段階でコマ撮り動画を導入することができれば、他の企業と差別化を図れるということです。
この記事では、コマ撮り動画とは一体何なのか、魅力的な動画を作成するために意識すべきコツは何なのかということについて、詳しく解説していきます。
コマ撮り動画って一体何?

コマ撮り動画というのは、静止した状態のものを、少しずつ動かしながら写真を撮り、それを連続再生しながら動いているように見せる手法のことを指します。
コマ撮り動画は、
- アニメーション作品
- テレビ番組
- 結婚式や卒業式のムービー
などでも活用されることが多いのですが、企業紹介動画や、商品やサービスの紹介動画として活用されることもあります。
コマ撮り動画が人気を集めている理由は?

次に、コマ撮り動画がビジネスシーンで人気を集めている理由について、詳しく見ていきましょう。
コマ撮り動画は、非常に趣味性が高いです。
本来は動かない物体を、まるで人間のように走らせたり、手を振ったりさせる姿は人々を釘付けにしますので、より多くのターゲットに訴求しやすくなります。
また、人間では絶対に不可能な動きを再現することもできますので、インパクトのある動画を作成することも可能です。
コマ撮り動画を見たことがある方ならお分かりいただけるかと思うのですが、コマ撮り動画は独特な世界観で作られることが多いです。
以前、パラパラ漫画が流行った時代がありましたね。
コマ撮り動画は、写真を何枚も撮影して連続再生で1つの動画に仕上げていきますので、パラパラ漫画のような昔懐かしい印象を与えることができるのです。
また、手作り感を表現することもできますので、ターゲットに親近感を持たれやすいと言えます。
コマ撮り動画は、子どもから大人まで幅広い層の注目を集めることができます。
訴求するターゲットに合わせて動画内容を変更していけば、マーケティングの費用対効果を高めることも可能になるのです。
コマ撮り動画作成のステップとは?

では次に、コマ撮り動画作成のステップについて、詳しく見ていきましょう。
- ストーリー設定
コマ撮り動画を作成する時は、ストーリー設定を行うことが大切です。
・どのようなシナリオで進めていくのか
・何を伝えたいのか
・誰に伝えたいのか
このようなことをしっかりと考えながら、動画全体の構成を考えていきましょう。 - 撮影環境と被写体の準備
動画のストーリーや構成が決まったら、次は撮影環境と被写体の準備です。
コマ撮り動画は、ちょっとしたずれがクオリティを下げる原因になりますので、カメラを固定する機材も必要になるでしょう。
また、登場させるキャラクターやアイテムも事前に用意しておく必要がありますので、事前に必要な道具や機材、被写体を確認して揃えておくようにしましょう。 - 撮影
撮影の準備が整ったら、いよいよ撮影に入ります。
1秒当たりのカット数は最適か、被写体の動きは不自然ではないか、ということを確認しながら、丁寧に撮影していくことをおすすめします。 - 編集
撮影が終わったら、編集作業です。
実は、コマ撮り動画においてはこの編集作業がかなり大変で、ある程度スキルや知識がないと、動画のクオリティが一気に落ちてしまいます。
テロップの挿入やBGMの挿入、カット編集や繋ぎ合わせなど、必要な作業がたくさんありますので、慎重に作業を進めていきましょう。
魅力的なコマ撮り動画を作成するポイントは?

最後に、魅力的なコマ撮り動画を作成する3つのポイントについて、詳しく解説していきます。
コマ撮り動画に最適な画像枚数は、1秒あたり5カットと言われています。
例えば、15秒の動画を作成する際は、全部で75カットの撮影が必要になるということです。
動画の尺が長くなればなるほど、必要なカット枚数が多くなり、作成工程も増えていきますので注意しましょう。
コマ撮り動画を作成する際は、被写体の高さを揃えることが大切です。
被写体の高さを揃えることで、違和感なくシーンを繋ぎ合わせられるようになります。
被写体の高さを揃え、自然なコマ撮り動画を作成するためにも、カメラの固定方法を工夫していきましょう。
まとめ

コマ撮り動画の撮影自体はそこまで難しくなく、子どもでも簡単に挑戦できます。
ただ、問題なのは「編集作業」です。
コマ撮り動画の編集では、様々な作業を行う必要があり、スキルや知識がないと不自然な動画が出来上がってしまいます。
動画のクオリティが高くても、編集の質が低いと、それまでの努力が水の泡になってしまうということです。
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