フラットデザイン

Webやアプリなどで近年多く採用されている「フラットデザイン」。
2012年ごろから流行が始まり、10年ほど経った現在でもそのトレンドは続いています。
YouTube広告などのアニメーションでもフラットデザインが多く採用されていますが、その理由は何でしょうか?
このページでは、長く流行が続いている理由、動画に取り入れるメリットなどについて解説していきます。

そもそもフラットデザインって何?

フラットデザインとは、文字通り「平面的なデザイン」のこと。
影やグラデーションなど、立体感や細かい質感の表現を避けたシンプルなスタイルが特徴です。
2012年にWindows 8で採用され、2013年にはiOS 7でも採用されました。
それまで、フラットデザインの対極である「スキューモーフィズム」(リッチデザインとも呼ばれる)が主流だったため、ガラッとデザインが変わった当時のことを記憶されている方も多いのではないでしょうか。
当初は戸惑いの声も多かったものの、フラットデザインは現在でも両者で採用され続け、WebデザインやUIデザインの主流となっています。

フラットデザインが長年流行している理由って?

こうしたフラットデザインの魅力、また長年流行が続いている理由を詳しく解説していきます。

シンプルで洗練された印象

無駄な装飾をそぎ落としたフラットデザインは、シンプルで洗練された印象を与えることができるのがメリットのひとつです。
画面上の情報量が多い場合も、フラットデザインであれば比較的スッキリと整理することができるため、メインコンテンツである文章や動画、画像にユーザーを集中させやすくなります。

マルチデバイスに対応しやすい

2012年ごろからフラットデザインが流行し始めた理由として、マルチデバイスに対応させやすいという点が挙げられます。
デスクトップPC、タブレット、スマートフォンと、様々なデバイスに対応できるレスポンシブデザインを制作する際に、
今までのリッチデザインでは、影などの細かいデザインが邪魔になり、どうしても表示が崩れてやすくなっていまいます。
フラットデザインであれば、例えば1つのボタンが1色で構成されていれば、形状やレイアウトが変わっても、見た目が美しいまま保たれます。
こうした技術的な原因が、長年フラットデザインがWebやUIデザインの主流となっている大きな理由のひとつなのです。

タイポグラフィが引き立つ

シンプルなフラットデザインの中では、タイポグラフィ(テキスト)の視認性が必然的に高まります。
全体的なデザインがシンプルな分、書体やロゴの見せ方にこだわることで、強いブランドメッセージを印象づけることもできます。

フラットデザインを動画で利用するメリットは?

次に、フラットデザインを動画で利用するメリットについて解説していきます。

比較的低コストで高品質なアニメーションが可能

フラットデザインのイラストは、アウトライン(ふちどり)があるイラストより制作工数が比較的少ないため、その分アニメーションの動きに注力することができます。
また、アニメーション動画を作成する場合、動きの処理がしやすいというメリットがあります。
例えば、アウトライン(ふちどり)があるイラストを動かすには、ケースバイケースではありますが、1枚1枚「中割り」と呼ばれる絵を細かく描いていかなければならないことが多いです。
一方、フラットデザインであれば、例えば腕と胴体のつなぎめがないことにより、パーツごとのアニメーションが容易になるため、動画編集ソフト上でのアニメーション付けがしやすいという技術的メリットがあるのです。

トンマナの統一が容易

フラットデザインが長年流行している理由とも重なりますが、極力シンプルに構成されているデザインのため、複数人で作業をする場合も、トンマナ(トーン&マナー)の統一が容易になります。
例えばマニュアル動画など、多くの本数の動画を制作したい場合、編集スタッフが複数人になることも考えられます。
そうした場合に、フラットデザインであれば、使用する色やフォントを守るようにすれば、全体的なデザインの統一性を保つことができます。

フラットデザイン動画制作なら「CLEDIT」にお任せ!

フラットデザインは、WebやUIデザインをはじめ、動画でも活用されている、長年人気のデザインです。
シンプルでそぎ落とされたデザインのため、自社で制作しようと考えている方にも、比較的簡単に制作できるデザインだと言えます。

ただし、動画に利用するためには、アニメーション制作のスキルや専門知識が必要になり、自社での制作が難しくなるケースもあります。
弊社が運営する動画制作サービス「CLEDIT」では、フラットデザインを採用した動画の制作実績が多数ございます。
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