アイソメトリック

最近、上から俯瞰で見たようなデザインのイラストを見かけることはありませんか?
それは、「アイソメトリック」と呼ばれるデザインの一種です。
アイソメトリックは、チラシやWebだけでなく、動画に取り入れることも可能です。
このページでは、アイソメトリックの特徴や、動画で利用するメリットについてご紹介します。

そもそもアイソメトリックって何?

そもそも、アイソメトリックとは…

アイソメトリック【isometric】

傾斜させた立体を、間口・奥行き・高さの3方向で作る角度がそれぞれ120度になるように描き、一つの図で対象物の3面を同程度に表す投影図法。インテリアの俯瞰(ふかん)図などに使用されることが多い。◇「アイソメトリックプロジェクション(isometric projection)」の略。「等角投影法」ともいう。「アイソメ」と略す。

コトバンク 出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について

簡単に言えば、斜め上から見下ろしたような構図で書かれた絵のことです。
元々は建築関係で使われていた専門用語でしたが、今はイラストに対して使われることも多くなりました。

アイソメトリックの魅力って? 近年流行している理由とは?

こうしたアイソメトリックのイラストの魅力、また近年目にすることが増えた理由を詳しく解説していきます。

クールさと親しみやすさが両立できる

元々は設計図として使われていた構図ですので、

  • 人工的
  • 無機質
  • クール

といった雰囲気が感じられる一方、

  • 箱庭のようなミニチュア感
  • コミカル
  • 親しみやすさ

といった雰囲気も醸し出せるのが、アイソメトリックの大きな魅力です。

例えば企業のWebサイトで
「説明図や概念図として人物イラストを使用したいが、あまりキャラクター感が出るのは避けたい…」
というときにも、アイソメトリックはぴったりです。

画風の統一が容易

近年、アイソメトリックを目にすることが増えた理由の一つとして、画風の統一が容易ということが挙げられます。
例えば、Webサイトや動画制作の大きなプロジェクトの場合、イラストの制作者が複数人になることがあります。
そうした場合に、アイソメトリックデザインであれば、
「3方向で作る角度がそれぞれ120度になるように描く」
という一定のルールがありますので、制作者が変わっても画風を統一することが容易になり、一定の質で作品を仕上げやすくなるのです。

海外でも人気

アイソメトリックデザインは海外でも人気で、Webサイトやポスターなど、様々な場面で使用されています。
そのため、例えば自社のクリエイティブを内製する場合、ロイヤリティフリー素材のサイトでも豊富に素材がそろっているため、比較的簡単かつ低コストでクオリティの高いものを仕上げることができます。こうした事情も、アイソメトリックが流行している理由の一つと言えます。
また、グローバル展開を考えている企業や商品の場合、あまり日本的な色を出したくない場合も、使いやすいデザインと言えるでしょう。

アイソメトリックを動画で利用するメリットは?

次に、アイソメトリックを動画で利用するメリットについて解説していきます。

3DCGを使わずに立体的な表現ができる

ハイクオリティな印象にするために、動画に3DCGを使用したいと考える方も多いかと思いますが、2Dに比べて3Dは時間・コストが大幅に増大します。
それに比べ、「2.5D」とも言われるアイソメトリックは、方法としては2Dと同じように動画が制作できるため、ハイクオリティな印象と低コストを一挙両得できるのです。

「説明力」に優れている

俯瞰図であるアイソメトリックは、状況や場所を一目で分からせる力があります。
ショッピングセンター、工場、イベント会場、街全体など、「たくさんの人々が、広い場所で何かしている」状況を表現したいときに利用すると良いでしょう。
専門性が高いBtoB企業の会社紹介映像などでも、直感的に理解できる動画にするために、アイソメトリックを利用していることが多くあります。

アイソメトリック動画制作なら「CLEDIT」にお任せ!

アイソメトリックは、Webやポスターをはじめ、動画でも活用されている、近年人気のデザインです。
そのため、ロイヤリティフリー素材で自社で制作しようと考えている方にも、比較的簡単に制作できるデザインだと言えます。

ただし、動画に利用するためには、アニメーション制作のスキルや専門知識が必要になり、自社での制作が難しくなるケースもあります。
弊社が運営する動画制作サービス「CLEDIT」では、アイソメトリックを利用した動画の制作実績が多数ございます。
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